インドでアボカドを求めて

今回、日本に帰って初めて「美味しくて泣けた」食べ物、それはお寿司でもステーキでもなく、アボカドであった話は以前書きました。

アボカド…

サラダに載せようと買ってきて、そのままキッチンで皮を剥いて、発作的に塩をかけて…

立ったまま貪り食べました。

読者の方はもう、おわかりかと思いますが、今まで普通に食べてたものが突然「食べられない」となると、栄養とか味覚とかの前に、まず心がやられます。
だから一時帰国の時、特に始めの方は、お腹がいっぱいになってもとにかく食べようとします。
「お腹いっぱいだから、もう食べるのやめよう」という、正常な判断が機能しなくなるんですよね…え?私だけ??

まあそんなこんなで、アボカドと涙の別れを惜しんで帰ってきたインド。
でも、インドにだってアボカドくらいあるのです。
輸入もののアボガドと国産のアボカドがあり、他のたいていのものと同じように、国産は安いが美味しくなく、輸入ものは美味しいが激高い。
INAにあると聞いて買いに行ってみた。

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こんな風におもむろに地面に置いてあるのは国産のアボカド。見るからにちょい色が明るくて薄い。1キロ(ワンケージーとインドでは言う)300ルピー。2つで500gくらいだから、一個75ルピーくらいか。つまり一個150円くらい。安い!!

ピントがズレてるけど、これが輸入もののアボカド。丁寧に透明の冷蔵ケースの中に保管されている。1キロ1000ルピー。一個250ルピー、約500円なり。
1000ルピー!!!と呟くと、タカイネ〜。と日本語で返事(笑)INAあたりは外国人がたくさん来るので、日本語で攻めてくる店員さんが多い。
「でも味が違うよ。こっちの方がクリーミーだ」
ええ、ええ、存じております。
とりあえず安定の輸入ものは差し置いて、国産のものを買ってみた。

うん、皮はツルっと剥けたぞ。

見た目もまあまあ、いい感じじゃない?
食べてみると…

おおっ!ちょい固いけど、美味しいやん!!

それで調子に乗ってもう一回買うと、今度はハズレ。
黒いのを買ったつもりだったが、触ると皮と身の間に空洞が…
食べてみると、半分まだ熟してない。
日本だと置いておけば熟すかもしれないが、インドだと熟す前にダメになると思う…
最初のはビギナーズラックだったか?
なんで安い国産のクオリティを上げないのだ!

友だちにこの話をしたら「アボカドの国産があるっていうのが凄いよねー。日本にはないもんね。」と。

そ、そうか。
そういえばそうだね。
ない部分にばかりスポットを当てていてはいけないよね!

自分で食べる分は国産にチャレンジ、
特別な時は安定の輸入ものという風に使い分けることにしよう。
こうやって少しずつ少しずつ生活の質の向上を上げていく…

ザッツ駐在ライフ!

※日本にも国産のアボカドはあるそうです!しかしなかなか数が少なくお目にかかれないそう。もっと増えますように!!

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