インドのマクドナルドにはビーフが一切ないという話

デリーにはハンバーガーが食べられるお店が意外とたくさんあります。マクドナルドはもちろん、キングバーガー、カールスJr.、ハードロックカフェなどなど・・・インド人はカレーばかり食べてるわけではないのです。我々が寿司やすき焼きを毎日食べているわけではないのと同じです。

マクドナルドが公言しているように、ハンバーガーの基本はビーフ100%です。しかしインドでは牛肉はほとんど食べられない食材なのは皆さんご存じの通り。牛は神様なので食べるなんてとんでもないんです。だから売ってないです。意外と水牛はオッケーなので、牛肉として流通しているのは水牛の肉だったりします。下手したら牛乳も水牛の乳だったりも。

しかしマクドナルドは、はいそうですかとインドを諦めなかった!頑張ってインドに進出して、無事チェーン店をインド全土に増やし、今やインド人の胃袋をつかもうとしています。そんなマクドナルド・インディアがどんな手を使ってメニュー展開したのでしょうか?

答えはもちろんチキンです!!あとはフィレオフィッシュ、野菜や豆を使ったコロッケみたいなもの、「パニール」というカッテージチーズを押し豆腐みたいに四角くしたものをフライにしたもの、などがパティの代わりに挟まれているのです。インドのストリートフード「エッグラップ」もあります。ちなみに軒並み辛い味付けですが、フィレオフィッシュだけは「日本と唯一同じ味」と言われ日本人に喜ばれていました。なぜあの謎の白身魚だけがマサラから逃げられたのであろう。

もし私がマクドナルド海外推進部のリーダーとかだったら、ビーフ100%のハンバーガーがイチオシのお店をインドに進出させるのは思いとどまっただろうなあ。でも無事繁盛しています。しかも当時は日本ではできなかった、カード支払いがすでに可能でした。アメリカおそるべしです。本当にすごいなあ。では実食してみます。

これがパニールバーガー。肉が入ってないので、ベジです。インドでは「乳製品」はベジ扱いです。肉が入っているか、そうでないかという基準です。右は食べた画像で失礼!パニールは真ん中の白い部分で、それ自体はほぼ味がないのですが、チラっとその上にかかっている、オレンジ色のソース。皆さんご想像通り・・・もちろん激辛です!!でも結構美味しいです。

日本にもあるハッピーセット、こちらではハッピーミールとして同じコンセプトで販売しています。おもちゃのクオリティは確かに若干、いやかなり落ちてるような気もしますが、子どもたちは大喜び!

このハッピーミールのキャラクター。超絶かわいくない。
IT大国インドも、「かわいい」は苦手分野と見える。とにかく歯と舌がリアルすぎる。インドの子どもたちはこれを見ていいなと思うんだろうか?
日本ってほんとに子供が好きそうなキャラクターを作るのは天才だよなあ。
このリアルな歯と舌を見ているとつい連想してしまうものがある。

anoying orange(不平不満を言うオレンジ)キモいキャラクターの許容範囲ぎりぎりなとこ攻めるなあ。にしても…インドのマクドナルド、照り焼きバーガーとかそのうち売ってくれないだろうか?!西洋ではもう「teriyaki」って英語の一員なんだよね!?インドの在住日本人、今以上にマクドナルドに殺到すると思うけどな!!!

ちなみにマクドナルドは我が家では唯一の「安心して外食できるお店」でした。たとえピザやミートソーススパゲティでもなんか辛いんだよね。辛くしないで。ノーチリで!!!と何度確認してもなんか辛いんだよね。マクドナルドのハッピーミールにもチキンバーガーが二種類あって、間違えていつものじゃないやつ頼んだら辛かったからね!!もちろんケンタッキーだって同じだしね!!!子供の心の拠り所、マクドナルドインディアなのだった。

コメント

  1. まめちっち より:

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    「おい、オレンジ!」じゃないですかー!!!これ大好きなキャラw
    インドのマクドナルド、マハラジャバーガー(11年前の記憶…今もあるのかな?)しか食べたことないです!インド帰ったらマクドナルド行こっと♡

  2. mintgreen0117 より:

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    >まめちっちさん
    マハラジャバーガーあったよ!
    ビッグマックみたいなのね!
    きっとずーっと同じじゃないかと・・・今後も!!
    ってか11年前インド行ってたんだね?!

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