インドのATMから自由にお金を引き出すのに一か月かかった話

先日のこと。
長女ラスカルが、友達に誘われてボリウッドダンスの習い事の見学に行った。

日本人学校の四年の授業でもインディアンダンスの取り組みがあり、多少知っていたラスカル（10）、本格的なダンスレッスンに、すっかり虜に。

説明しよう！！

そもそも「ボリウッド」とは、
インド映画制作の中心地 ボンベイ(ムンバイの旧称)と、
アメリカ映画制作の中心地 ハリウッドの造語で、
主にインド映画のことをボリウッド映画と呼びます。
アメリカのことが大好きなインド、アメリカみたいに大迫力の映画を作る気持ちがそういう名前を生んだんだろうかね～。

そのインド映画では歌いながら踊るシーンが必ずたくさんあり、インド人は踊りが大好きというイメージはそこからも来ていると思う。そういう映画のワンシーンで踊られる、大人数で踊るダンスがボリウッドダンスである。古典舞踊の要素を取り入れた現代風のダンスで、とにかく音楽も振り付けも速くて派手！

ボリウッドダンスを見てみる

今日はそのお友達のダンスの発表会があるということで、近所の幼稚園に行く。

が、発表会が予定より早く始まったこともあり、車のガソリン入れたりしてて私たちの動きが遅かったこともあり、5分遅れで見れず。

楽しみにしていたのに！！と、怒り泣きのラスカル。

あ～。こういうこと多いんだよね。こないだも目の前にパン屋あるのにパンが買えないために、ハッチ号泣。

すべての原因は、私がＡＴＭでお金を下ろすことが下手くそだからなのである･･･

画面のボタン(英語)の意味もよくわからず、適当に押すと残高だけの紙が出てくるとか３回繰り返したり、大金(２万円とか)を下ろそうとすると何故かエラーが出たり。で、fast cashing というボタンだけは覚えたのだけど、5000ルピーだけしか毎回下ろせない。日本だと、毎月10万とか下ろしてたので、10分の１。

そんな現金が常に不足している中、ドライバーさんが突然、ガソリン入れたいからお金を下さいと言う。だいたい毎回2500ルピー渡してお釣り返金。
(ファミリーカーは天引きでなく、こちらの財布から払うことになっている)

昨日の私の所持金、まさかの80ルピー。。。(約160円)
ガソリン入れられない→今朝ＡＴＭへ→ガソリン入れて向かう→遅れる

ま、そんな訳で長女ラスカル（10）怒り泣きという結末に。

しかも「2時お迎え」ってドライバーに言っちゃったけど、終わったの12時。携帯まだ使えないので呼べない。えー、どうするどうする。幸いママ友達の機転で、子どもたちは友達の家で遊べ、なんとお昼もご馳走になり、
3時には電話も復旧して、満足した休日になりました。

そしてやっと今朝、お友達に聞いたやり方で、無事、思う存分（笑）お金を引き出すことができました！これだけのことに一ヶ月かかる私。もうね、慣れるまではすべてこんなんですよ！！！ちなみに「with draw」が「引き出し」であります。

まあ、正しい手順で引き出そうとしても、そもそもATMに現金があまりないので引き出せないとか、ATMが故障して以下同文とか、日常茶飯事。ときには偽札が出てくることもあるという噂。日本のATMがいかに優秀か思い知ったのであった。そしてインドのATMとの闘いはこれからもずっと続くのであった。ちなみに画像はメハルチャンドマーケットのテーラーのおじさんです。記事とは関係ありません。笑